海外広告アイデア|日本企業の事例から見る広告・PRのポイント6選

自社で販売する商品やサービスを海外市場に展開する際、ただ越境サイトを準備したり、店舗を置くだけでは、安定した売上推移を出すことは難しいでしょう。

販売フローを確立させるには、認知度が必要で広告やPRが必要です。

ここで、注意すべきなのはターゲット市場が海外であるため、日本と異なる戦略で進めなければいけません。

この記事では、海外に向けて広告・PR(プロモーション)をする際に知っておくべきポイントや出稿時の注意点を解説します。

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日本企業が世界に向けて出した広告の成功事例も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

海外進出時には「海外を意識した」広告・PRが必要

海外進出時には、海外向け広告・PRを行うことで販路拡大ができたり、認知度向上や企業ブランド力の向上など多くのメリットを得ることができます。

さらに海外企業や外国人投資家からの投資を募るためにも、海外に向けたプロモーションは必須です。

適切な戦略・実施計画を立て、現地市場への参入成功を追求することが重要です!

日本企業の海外広告事例3選

日本企業が海外に向けて広告・PRを打ち出し成功した事例をご紹介します。

それぞれの企業が立てた戦略は、サービスや商品の特徴に合わすだけではなく、ターゲットとなるユーザー・国が好みそうなコンテンツを徹底的に引き出しています。ぜひ参考にしてみてください。

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ユニクロの海外広告事例

日本国内外問わず、絶大的なブランド力があるユニクロですが、海外進出を行う際にとったプロモーション方式は「グローバルアンバサダープログラム」です。

ユニクロは、グローバルアンバサダープログラムと称し、世界で活躍するアスリートの後援をしています。

各国で知名度と実力のあるアスリートと契約することにより、各国での市場拡大に成功しました。

世界的知名度の高いアスリートとのアンバサダー契約はプロモーション費用も高額になります。しかし、初期~中期段階では、必ずしも「世界的」である必要はありません。

ローカルに人気のインフルエンサーなどと契約を結ぶことで、その地域での認知度拡大は大きな成果を見込めます。

資生堂の海外広告事例

資生堂は日本美容業界の確固たるブランド力を持っています。そして世界でも有名な美容ブランドの1つです。

資生堂の海外向けプロモーションはいくつもの方法で出していますが、現地法人(代理店や子会社など)のトップにローカル市場に精通した人材を抜擢し、各国で異なるPRや人材育成に成功しています。

認知度拡大だけではなく、ブランド・イメージ自体の管理も円滑に回ることが1つの要因で、海外進出に成功しています。

任天堂の海外広告事例

任天堂は世界のゲーム業界に「Switch」で大きな成功を収めました。

日本でもテレビ・Web問わずあらゆる媒体で広告を出していますが、海外でもヒットした要因は、ローカライズ戦略が綿密に作り上げられていることです。

例えばSwitchでプレイできる人気ゲームの「あつまれどうぶつの森」日本版のCMと海外版のCMでは、プロモーション構成が違います。

日本版では、視聴者が親しみやすく好印象な国民的女優を起用し、イメージ戦略を全面にCMを出していますが、海外版ではイメージ戦略を抑え、高いストーリー性を持たせたCMとなっています。

任天堂が「親しみやすさ」のイメージを持ってもらいたいという目的でも、国の文化によってどのCMが効果的な広告・PRになるかを考え、変えています。

つまり、同じゴール・目的でも地域によってローカライズ戦略をしっかり行うことで、より効果のある広告になるということです。

海外向け広告・PRで成功するポイント6選

海外向け広告やPRで成功するためには、いくつかのポイントを押さえ、海外広告特有の注意点も理解しておく必要があります。

業界・分野によってポイントも異なりますが、全ての広告・PRに共通する6つのポイントは下記の通りです。

「海外向け」広告・PR 6つのポイント
  • 対象国の文化や市場規模(動向)を理解する
  • ターゲット・オーディエンスを研究する
  • 適切なローカライズ戦略
  • 現地のパートナーと提携する
  • 広告効果を最大化する分析と改善
  • トレンドと競合他社の把握

続いて各ポイントについて詳しく解説していきます。

対象国の文化や市場規模(動向)を理解する

海外の市場は国によって大きく異なります。各国の文化や消費者のニーズを理解することが重要です。

現地の習慣や価値観、言語の違いや刺さりやすい言い回しを把握し、ターゲットに合わせてメッセージや広告のスタイルを生成しましょう。

ターゲット・オーディエンスを研究する

広告やPRの成功には、ターゲット・オーディエンスを深く理解することが大事です。

ターゲット・オーディエンスは日本国内の広告にも共通するポイントですが、日本人が好むであろう感覚で戦略を立ててはいけません。

その国や地域の消費者の行動パターン、好み、購買力などについて情報を収集し、それに基づいて戦略を立てましょう。

※ターゲット・オーディエンスとは広告の目標となる視聴者のこと

適切なローカライズ戦略

広告やPRにある文書を単に翻訳するだけではなく、ローカライズ(現地化)することが大事です。

メッセージやキャンペーンを現地の言語や文化に適応させ、現地の消費者に響くような内容にしましょう。

また、デザインやイメージも対象ターゲットが好む形に合わせることが重要です。

現地のパートナーと提携する

現地のパートナーと提携することで、その地域の専門知識やネットワークを活用することができます。

現地のエージェント、広告代理店、PR会社などと連携し、広告に関するアドバイスやサポートを受けることで効率的に広告出稿までの戦略を立てることが可能です。

また、異文化間のコミュニケーションでは、文化的な敏感さが求められます。言葉やシンボルの意味、習慣、タブーなどを理解し、誤解や失礼な表現を避けることが鉄則です。

地元のアドバイザーやコンサルタントのサポートを得ることも広告・PRには役立ちます。

海外ビジネスをよりスムーズに進めるためには、海外ビジネスに特化したサポートサービスを利用するのもおすすめです。OCiETe(オシエテ)ではビジネス展開に向けてリサーチや、海外企業へのアプローチなど幅広くサポートいたします。

広告効果を最大化する分析と改善

広告やPRの効果を測定し、分析することは重要です。

現地の市場での反応や成果をモニタリングし、必要な場合は戦略や企画立案の最適化を目指すべきです。

土地勘のない国への広告では、データに基づいた意思決定が非常に重要です。

広告のクリック数、コンバージョン率、ブランド認知度などの指標を追跡し、異なるアプローチや戦略のテストを行いながら改善を図りましょう。

トレンドと競合他社の把握

海外市場のトレンドや競合他社の動向を把握することも広告のポイントです。

現地の競合他社や類似の製品・サービスを調査し、差別化や競争力のあるプロモーションを作りましょう。

さらに、適切な広告出稿先を選定することも大事です。各国や地域で利用されている主要なメディアや広告プラットフォームを調査し、効果的にリーチできる適切な広告出稿先を選びましょう。

国によっては、GoogleやFacebookといった有名プラットフォームよりも、人気のある媒体があります。地域によって広告を打ち出すメディアを変えるのは海外広告では非常に重要です!

ここまで紹介した海外広告の秘訣を念頭に置きながら、プロモーションを展開することで、より効果的な成果を出し海外進出成功を最大化することができます。

海外進出時に展示会やイベントへの出展は効果がある?

世界全体にインターネットが普及している今の時代、海外向けECサイトや現地での代理販売などを活用すれば、販路拡大は日本に居ながらでも可能です。

しかし、対象国で商品やサービスを定着させるには、実際に見てもらうことで大きなアピールができます。そのため海外へのビジネス進出を行う際には、展示会やイベント出展は効果的だと言えます。

ただ、海外企業や海外にあるモールなどに訪問してアピールするとなれば、認知度拡大という目的に対して時間がかかってしまいます。

そこで展示会への出展という選択肢を取ることで1開催に多くの方が集まるため、短時間で効率良く大勢の目と手に触れてもらう事が可能です。

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展示会への出展はビジネスパートナーに任すこともあり

展示会への出展は時間も費用もかかるので、複数回以上出展する場合は、海外の販売代理店やセールスレップ、ビジネスパートナーに任すことも可能です。

規模やイベント内容に合わせて現地に向かったり、オンライン開催の展示会(ウェビナーなど)にも積極的に参加するなど、あらゆる手法でマーケティング・リサーチを行うことがベストと言えます。

海外展示会への出展方法や出展先の選び方などについては、下記の記事で解説しています。ぜひご覧ください。

海外で広告を展開する際に抑えておくべきポイント

この記事では、海外向けのプロモーションで広告を打ち出す際に、知っておくべきポイントや注意点、成功事例などについて解説しました。

ここがポイント!
  • 海外進出時には海外向け広告・PRは必要
  • ローカライズ戦略や現地習慣・文化への理解が大事
  • 海外進出時には展示会やイベントへの出展も効果がある

この記事でもお伝えした通り、海外広告は日本国内で出す広告と「色」が違います。

綿密なリサーチから戦略・企画立案、さらには現地事情に精通したパートナーを見つけるなど、複雑な工程を踏んでいく必要があります。

しかし、海外進出が成功した先には、日本にはない莫大な市場での販路拡大など事業展開がより大きくなります。ここで解説したポイントを念頭に置き、ぜひ海外進出時の参考にしてみてください。

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オンライン通訳・翻訳サービスを展開するOCiETe編集部のライター 本当に依頼したい通訳者・翻訳者とマッチングできることを目指し、通訳・翻訳に関する情報をOCiETeコラムにて執筆。 セカビズでは、海外と関わる企業の悩みや成果などのリアルな声をもとに、世界進出を目指す方の「知りたい!」を解決するための記事を書いています。