これから海外へ展開を考えている方はもちろん、新たな一手を打ちたいという方にとっても、「海外営業代行」の依頼はビジネスを前進させるために検討したい手段のひとつです。
そもそも海外営業代行を依頼する意義はあるのか?依頼時の注意点は?海外営業代行のメリット・デメリットと会社選びのポイントをご紹介します。
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海外営業代行サービスの基本知識
海外営業代行とは、海外へのビジネスを展開する際に、特定の業務やタスクを外部の専門家や代理店に委託するサービスです。
「展示会での交渉」などスポットの営業のみに限らず、マーケティング支援や顧客サポートなど、営業に関する幅広い業務・タスクを依頼することができます。
海外営業代行を利用するメリット
海外営業代行のメリットは、以下の4つです。
- 市場知識とネットワークの活用
- 言語・文化の壁の克服
- 時間・労力の節約
- コスト削減の可能性
事業の海外進出行う際、自社内でさまざまな壁を補おうとする企業も少なくありません。
海外営業代行サービスを活用すれば、費用はかかってもそれ以上のパフォーマンスを発揮することが可能です。
ここからは海外営業代行サービスのメリットをさらに深掘りし、解説していきます。
市場知識・新たなビジネスネットワークが活用できる
海外営業代行を請け負う企業は、海外市場の傾向、競合他社、規制、文化、消費者嗜好など、新規市場への参入や既存市場での成功に不可欠な知識を持っています。
また国際的なビジネスのコネクションがあり、地元のパートナー企業や販売代理店の選定や、新規取引先の獲得、関係性の構築がよりスムーズに行えます。
海外ビジネスの「言語・文化の壁」のバリアがなくなる
海外でビジネスを行うためには現地の言語でのコミュニケーションが不可欠です。海外営業代行は、現地の言語に堪能なスタッフや専門家が在籍しているため現地顧客との円滑なコミュニケーションが可能になります。
また海外ではビジネスの進め方や取り決め、礼儀作法が異なることがあります。海外営業代行を使うことで、文化的な誤解や違反を避け信頼性を高められます。
また現地文化に合わせたマーケティング戦略を開発・実行することで、効率的にビジネスを進めることもできます。
上記の理由から、各国の言語・文化に精通するスタッフが所属する通訳・翻訳に強い企業への依頼もおすすめです。
OCiETeでは海外ビジネスや現地情報に精通するスタッフの紹介が可能です。通訳翻訳のご依頼も承ります。
情報収集にかかる時間・労力が節約できる
海外営業代行を依頼する一番の意義は、時間・労力の節約です。現地の言語習得、事前リサーチ、資料作成等の営業準備をイチから行おうとすると膨大な時間と労力がかかります。
また現地の文化・制度・嗜好と異なるやり方でビジネスを進めてしまうと、それまでの苦労が水の泡になる可能性も。時間・労力の無駄を防ぐためにも、海外営業代行を利用がおすすめです。
海外進出時のコストを削減できる可能性がある
海外営業代行の相場には幅があり、月額でおおよそ10万円から100万円以上が一般的です。依頼内容や市場参入難易度、また現地手配の場合はレートによる変動といった理由により、費用が異なります。
100万円以上という金額を見ると高いと感じるかもしれませんが、営業準備にかかる諸費用や、自社で新たに人材を採用することを考慮すると、海外営業代行への依頼は営業にかけるコスト削減になるでしょう。
成果を上げる海外営業代行の選び方
海外営業代行サービスを選ぶ際には、信頼性・経験(実績)・専門知識を十分に調査することが重要です。
成果を上げるための海外営業代行の選び方について解説します。
海外に精通した海外営業代行サービスを選ぶなら「通訳・翻訳に強いか」をチェック
円滑なコミュニケーションを通し、よりスピーディーに海外営業を行うには、営業代行業務のみでなく、「通訳・翻訳」のサービス機能を持つ企業であるかをチェックするのがおすすめです。
「現地」「日本」ともに言語・文化等々の理解が深い企業を選ぶことで、「依頼時の意図が伝わりやすい」「法制度の差異についてわかりやすい説明が受けられる」「現地の嗜好に合ったやり方かつ、自社のリクエストに沿った営業ができる」といった、現地側・日本(自社側)の両方にとって良い方法でビジネスを進めていくことができます。
「専門性の高さと経験値」を確認する
営業代行で重要なのは、現地の言語・文化だけでなく「自社ビジネスへの理解」、つまり専門性の高さです。
業界特有の専門用語はもちろん、ビジネス構造、市場動向等、ビジネスに精通した人材であるか、事前に担当者の専門性の高さ・ビジネス経験を確認する必要があります。
コミュニケーション手段とレスポンスの柔軟性の高さ
国内の企業への依頼であれば、ビジネスタイム内でのコミュニケーションは比較的円滑に行えます。
しかし、スピードが求められる海外ビジネスにおいて、時には日本時間の深夜などに急な対応が迫られるシーンもあるかもしれません。
そうした緊急時にも迅速な対応が取れるよう、柔軟なコミュニケーション手段をあらかじめ設定しておくことが大事です。
「依頼プロセスと報酬体系」が明確か
例えば月毎に◯◯円といった「固定報酬型」なのか、案件ごとに報酬が変動する「成功報酬型」なのかなど、海外営業代行では報酬体系が業者やプランによって異なります。
後々のトラブルを避けるために、あらかじめ「代行を依頼したい業務内容」「期間」「費用」を洗い出し、それぞれの事項を照らし合わせながら依頼プロセス・報酬体系を確認しておきましょう。
顧客の実績と評判のチェック
「自社ビジネスに近い分野を担当したことがあるか」「対応可能な企業の規模感」「国・地域の対応実績」など、自社のビジネスに対応できるか判断するための実績は各社のHPを見ておくことがおすすめです。
コミュニケーションの円滑さやサービスの丁寧さなど質の高さを確認する際は、口コミサイト等の第三者メディアを解した「利用者の声」をチェックしましょう。
実績に限らず、担当者レベルで質の高い対応力を有する企業の選定こそ、海外営業を成功に導くための第一歩です。
”とくにコーディネートチームが優秀で、取引の内容、言語、専門性によって速やかに対応してくれます。また、通訳者の経歴・プロフィールも閲覧できるので、当日にイメージと違うようなトラブルもありません。料金プランもシンプルですし、明確に記載されている点も良心的だと思います。”(法人向けクラウドサービス・SaaS・IT製品 比較・資料請求サイト kyozon より抜粋)
海外営業代行サービスを利用する際の注意点
海外営業代行を利用する際にはいくつか注意しなければいけない点があります。
メリットだけではなく、注意点・デメリットを理解することを踏まえて利用・依頼することを検討しましょう。
ここからは、海外営業代行利用時の注意点を解説します。ぜひ参考にしてください。
外部委託による情報漏洩のリスク
海外営業代行の利用で最も注意すべきが「情報の取り扱い」
外部委託先の代行業者が情報漏洩のリスクを持つため、適切なセキュリティ対策が必要です。
機密情報や戦略情報の取り扱いは特に慎重に。契約時に情報保護について明確に取り決め、適切な監視を行わなければなりません。
現地業者の場合コミュニケーションがうまくいかないことも
現地の海外営業代行を依頼する場合、コミュニケーションが課題となってしまうことがあります。言語の壁、時差、文化の違いが意思疎通の障害となり、プロジェクトの進行に支障をきたすことも。
例えば営業代行自体は現地在住者が行い、間のやりとりを国内在中の担当者が行うような、専任コーディネーターがいる企業を選ぶことで、そういった障壁を取り除くことができます。
依存度の高まりと事業リスクの増大
代行業者への過度な業務委託には注意が必要です。依存度が高まることで、事業リスクが増大する可能性があります。
例えば先述の情報漏洩のリスクや、代行業者の独断による予期せぬ問題の勃発、スケジュールの乱れ等々が挙げられます。
安全に事業を進めていくためには、委託と自社の業務バランスを適切に保つことが重要です。
契約内容や費用に関するトラブル
海外営業代行は幅広い業務を依頼できる反面、気付かぬうちに費用が増し予算を超過してしまう可能性もあります。
契約書を丁寧に検討し、業務範囲、料金体系、納期、品質基準などを確認し、想定される懸念てんを事前にクリアにしておきましょう。
依頼中も逐一契約内容の確認を行い、トラブルを未然に防ぐ注意が必要です。
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