もくじ
世界のあらゆる場所では、自国だけでなく海外進出している大企業があり、多くの企業がスモールビジネスから海外で企業拡大に成功しています。
ヨーロッパとアジアでは、経営の仕組みや戦略が多く異なり、さらには働く従業員の目指す先や思考も大きく違います。
この記事では、ヨーロッパとアジアのビジネス感覚の違いや、それぞれの世界的知名度を誇る大企業を紹介します。
ヨーロッパとアジア(日本)のビジネス感覚の違い
ヨーロッパとアジアでは、文化や言葉、国民性が大きく異なり、それらがビジネス間でもギャップを与えています。
ここからは、ヨーロッパとアジア(日本)のビジネスの中で、大きく異なる2つの事柄について紹介します。
ヨーロッパとアジア(日本)の違い① チームワーク
ヨーロッパと日本の企業では、チームワークへの考え方が大きく異なります。
ヨーロッパ人は、自己主張がはっきりとでき、常に自己の利益を最優先に考えているのが特徴です。
一方で、日本人は組織の利益を最優先とし、自分の意思を我慢してでも伝えずに周りに合わせて行動する特徴があります。
日本では、同じスキルをもつ人材を同じ部署にまとめ、同じ方向に向かって仕事を進めるのに対し、ヨーロッパでは部署内に全く異なるスキルをもつ人材を配置する傾向にあります。
そのため、ヨーロッパでは自分の持っていないものを吸収し、新たな視点で新しいスキルを身につけられる「多様性こそがチームワーク」という考え方があります。
周りと同じことをしなければならないという、枠から外れられない日本人の国民性は、これから企業を発展させるために必要な大きな課題といえるでしょう。
ヨーロッパとアジア(日本)の違い② お客様へのサービス力
日本のサービス力、カスタマーサービスはヨーロッパに限らず世界的にも非常に優秀です。
労働者全員がどこで働いていようとも、同じ力量で同じレベルのサービスが提供できるようしっかりと教育されているのが日本の企業です。
一方、ヨーロッパ人は日本人と比較しても、自己主張が非常に強く、全員に同じ教育を行うのは難しいと考えられています。
集団での協調性より、個人の成果を生み出すことを目標にしているヨーロッパ人は、常に自分のアイデアをアウトプットするのを試みます。
ヨーロッパに進出している 有名日本企業 3選
ヨーロッパには、大人気の外車を含めたくさんの世界的大企業があります。
ここからは、ヨーロッパで知名度を誇る日本の大企業3選を紹介します。世界にも通用する日本企業はどのような事業が行われているのか、気になる方は必見です。
パナソニックホールディングス
パナソニックホールディングスは、日本国内シェアトップクラスの電機メーカーグループです。
ヨーロッパでは、ドイツやトルコ、ハンガリー、スウェーデンなど、アジアを中心に世界各国に展開しています。
パナソニックホールディングスは、これまで海外への輸出活動や技術の支援、海外工場の建設などグローバル化に力を入れてきました。
今では、ヨーロッパ最大の家電イベントでも世界的に高い評価を受けている注目のグローバル企業です。
キャノン
キャノンは、世界220カ国以上の国とグローバルに事業を展開するカメラ・ビデオをはじめとした映像機器やプリンタなどを販売する日本の大企業です。
ヨーロッパでは、イギリスやアイルランド、ドイツ、フランスなど、あらゆる国・地域で人々の役に立っています。
また、インバウンドやアウトバウンド向けのサービスも行っており、事業の拡大や海外進出での導入サポートにも注力しています。
各地域の需要を考え、それぞれのニーズに合ったバランスの良い商品提供をしていることがキャノンの強みです。
オフィス複合機やプリンターなどではキャノン製品の世界シェアはナンバーワン。これからの発展にも期待できます。
任天堂
ゲーム機やコンピューターゲームで世界的知名度を誇る任天堂は、ヨーロッパでも大人気です。
最近では、Nintendo Switchの販売台数は史上最高記録を更新するほど。
任天堂はゲーム愛好家だけでなく、ゲームに関心のないユーザーも惹きつけるのが大きな強みです。
日本国内だけでなく、世界中のユーザーをターゲットに、これからも事業の拡大を目指しています。
アジア圏に進出している 有名日本企業 2選
続いては、アジアの世界的に有名な企業2選を紹介します。
日本を含め、経済が世界の中でも非常に進んでいるアジアの企業ですが、どのような事業内容を行っている企業が話題なのでしょうか。ぜひ、以下を参考にしてみてください。
トヨタ自動車(日本)
トヨタ自動車は、世界の自動車業界の中でもシェア率はトップクラス。
職人気質で品質や素材にとことんこだわって制作する、日本のものづくりは世界中からも高い評価を受け続けています。
トヨタの強みは、豊富な経営資源を持っていること。ヒト・モノ・カネ全てが揃っており、さらには長年培ったマーケティングのノウハウが現代も生かされています。
質の良い商品はもちろん、海外からも注目される宣伝力や顧客サービスなどのスキルが、トヨタが世界でも人気を得ている秘訣です。
中国銀行(日本)
中国銀行とは、日本の岡山に本社を置く、金融サービスのことです。
資産運用相談業務・法人融資業務・ローン相談業務など、業務の内容は多岐に渡ります。
中でも、企業を海外進出させた人々への税理士・会計士相談、ビジネスコンサルタントの紹介などのサポートが人気です。
アジアを中心に上海や香港、シンガポール、アメリカにも支社を置いている有名な金融企業です。
日本企業が海外進出するメリット
なぜ企業は各国に留まらず世界に進出しようと考えるのでしょうか。
海外進出することで得られるメリットは以下の3つです。
- コストを削減できる
- 市場規模を開拓できる
- 新たな商品開発が進む
海外では日本よりも物価が高く、商品の価値を上げられる可能性が高いと言えます。
また、海外の文化や経営戦略を取り入れることで、新たな商品開発や企業の成長を期待できるでしょう。
これから、海外進出をお考えの方は、目標としている国の市場や物価を事前に確認してから、進出を検討することが大切です。
まとめ
今回は、ヨーロッパやアジアの企業の中で、世界的に有名な大企業を紹介しました。
ヨーロッパとアジアでは、経営の仕方や戦略、カスタマーサービスなどが大きく異なることで、需要と供給にも大きな差が生まれることがわかります。
海外進出をする企業が成功するとさらに規模が大きくなるのは、進出先の技術や新たな視点を取り入れることが大きな理由でしょう。
良いところを吸収し、経営の欠点を客観的に見直すことができるのが、海外進出の魅力です。
これから海外進出を目指す方、世界に進出している有名企業を知りたい方は、ぜひこの記事も参考にお役立てください。
ビジネスの海外進出をお考えならOCiETe (オシエテ)
OCiETe(オシエテ)ではビジネスの海外進出におけるさまざまなサポートを行なっております。
海外企業とのアポイント獲得でお悩みなら、OCiETeのアプローチ代行サービスがおすすめです。ターゲットリストの作成から、電話やメールリファラルでのアプローチ代行をご支援いたします。
商談アポイント獲得後は、商談準備のための翻訳や通訳者の同席も対応。
OCiETeではビジネスにおける専門知識はもちろん、各国の言語・文化に精通する通訳・翻訳者が多く在籍しております。商談はもちろん、企画書や契約書の翻訳も対応可能。ご依頼内容に沿う最適な人材、プランをご提案いたします。お気軽にお問い合わせください。
- 海外企業リサーチ
- アプローチリスト作成
- メールアプローチ文章作成
- メール・架電・リファラル営業代行
- 商談通訳
- 資料翻訳
- 定例MTG
など、より詳しいサービス内容はこちら
「海外での販路拡大を考えているけれど、リソースがない」
「継続的なアプローチができずにいる」など、海外営業にお悩みでしたら一度ご相談ください。
サービスの質が良いのは日本の強みですが、教育に時間をかけずに企業の発展に力を入れ、世界的企業から遅れを取らないことが大切です。