もくじ
ECサイトを使い、商品の販路拡大を目指して海外展開を検討している方は、どんなECプラットフォームを利用すべきなのか悩むのではないでしょうか?
日本にもAmazonや楽天、Yahooショッピングなど、複数のECプラットフォームがあり、世界に目を向けるとさらに多くのプラットフォームが存在します。
海外でEC事業を成功させるには、ECプラットフォームごとの特徴やメリットを比較してECサイトを選ぶことが大事です。
この記事では、各国で人気のECサイトや海外展開時の注意点などについて解説します。
海外展開に適したECプラットフォーム
海外展開に適したECプラットフォームを選ぶ際は、ターゲット市場の特性、商品の種類、手数料などを慎重に考慮することが重要です。
Amazonなど世界的に大手ECサイトは、各国問わず広範囲のユーザーにリーチできるため、ターゲット層を広く販売したいと考える事業者に適しています。
一方、特定のニッチ市場やBtoB取引に特化して販路を作りたい場合は、それに適したECサイトを選ぶべきです。
適切なプラットフォームを選ぶことで、海外市場での成功の可能性を高めることができます。
各国別で市場が大きいECプラットフォーム
販売する商品だけではなく、「どこで売りたいか」によってECサイトを使い分けることも海外展開戦略の一つです。
ECサイト利用率が高い国別に、シェアの多いECプラットフォームをご紹介します。
アメリカ(北米・南米も含む)
アメリカでシェアの高いECプラットフォームは以下の通りです。
- Amazon
- eBay
※南米で人気なのはメルカドリブレ
中国(アジア市場含む)
中国(アジア市場)でシェアの高いECプラットフォームは以下の4社です。
- Alibaba(アリババ)
- JD.com(京東)
- pinduoduo.com(拼多多)
- Shopee
イギリス(ヨーロッパ市場含む)
ヨーロッパの中でも特にEC利用率が高いイギリスで人気のECサイトはZalandoです。
地域に捉われず海外進出したいならまずは大手ECサイトの出店がおすすめ
地域に捉われず海外進出を目指す場合、まずは大手ECサイトへの出店がおすすめです。
AmazonやeBayのような認知度の高いプラットフォームは、世界中の幅広いユーザーが訪れます。
膨大な流通網を持ち、新しい市場での露出と顧客基盤の拡大を期待できる大手ECプラットフォームの活用は、商品の種類や事業規模に関わらず、海外市場での成功への第一歩となるでしょう。
自社モール型は独自のドメインを取得して物品を販売するタイプ、つまり自社のサイトで自社の商品・サービスを提供販売する形です。一方でECモール型は複数の会社が出品する大型サイトで、例えばAmazonや楽天市場のようなモールの中に、複数のブランドや販売店が入っている形をいいます。
ECプラットフォームの選び方
海外展開を目指す事業者にとって、適切なECプラットフォームの選び方は非常に重要です。
- 商品の特性に合ったプラットフォームの選択
- 利用料金(手数料)の比較
- 競合商品の成功例の有無
商品の特性に合ったプラットフォームの選択
記事内でもお伝えした通り、まずは商品の特性・特徴に合わせてプラットフォームを選ぶべきです。
ガジェット製品なら〇〇、食品関連なら〇〇。など、商品とECサイトの親和性を考慮して、出店先を決めてみましょう。
利用料金(手数料)の比較
ECサイトは「出店料・販売手数料・管理料」など利用するのに費用がかかります。
運営費として、どれくらいの予算がかけられるのか、販売価格に対して利用料がいくらまでなら利益が出やすいのかなども考えておく必要があります。
今後、知名度が上がれば自社サイトで運営したいと考えている場合にも、手数料は一種の投資として理解することも大事です。
手数料によって販売価格を変える事業者も珍しくありません。
希望販売価格・相場販売価格を整理し、手数料を加味した値段設定ができるECプラットフォームを選びましょう。
競合商品の成功例の有無
出店したいECサイトの候補を決めきる前に、競合商品の出品数や評価(レビュー)数を見てみてください。
そのECサイトで、どれだけ売れているのかの成功例を見ることにより、売りたい商品がECサイトに適しているのかを把握できます。
あまり売れていない・販売数が少ないと、商品の魅力問わず需要が少ないということが考えられます。
ECビジネスは、同じプラットフォームに競合がいることが必ずしも悪いわけではありません。
むしろ商品の差別化がしやすく、何を伝えれば人気が出るのか、何を改良すれば評価が高くなるのかなどの指標が明確になります。
海外展開に向けた準備と注意点
出店するECプラットフォームが決まれば、事業(EC)の海外展開に向けた準備と注意点を事前に理解しておく必要があります。
- 配送・物流の対応
- 国際的な法律や税金の知識
- 言語・翻訳サポート
配送・物流の対応
商品を届けるために必要な配送業者の手配や物流の流れを把握しておきましょう。
Amazonのような大手ECサイトなど、工場で注文・配送の管理をしてくれるプラットフォームもあれば、配送手配を自社で行わなければいけないプラットフォームもあります。
以下のようなポイントを抑えて配送・物流の対応を進めていきましょう。
- 業者ごとの送料
- どれくらいのスピードで配達してくれるのか
- 配送指示からどれくらいで反映されるのか
各国(各ECサイト)の法律や税金の知識
海外展開時には、ECサイトによって販売が禁止されている商品を確認するだけではなく、国・地域ごとで販売できるかなどの法律を理解しておく必要があります。
また、日本でも商品によって税率が異なるように、海外でも税金に関するルールは変わります。
販売商品に対する税率、EC運営に対する税率など、国際的な法律と税金の理解を深めることでリスクを抑えることが可能です。
言語・翻訳サポート
ECサイト運営は日本にいながらでも海外で事業展開ができるというメリットがありますが、一番大きな問題は言葉の壁です。
事業者によって多少異なりますが、購入前に試すことのできないネットショッピングは、いかに文章などの情報で魅力が伝えられるかがカギとなります。
自動翻訳機能が付いているECプラットフォームは多いですが、完璧に魅力を伝えるためには商品の特徴を理解し、どうすればユーザーに刺さるのかを考慮して作られる文章が必要です。
海外での販路拡大を目指すなら、プロの翻訳家や海外進出支援に特化したサービスを利用することがおすすめです。
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