イランがイスラエルに報復 日本企業への影響

イランがイスラエルに報復 日本企業への影響

エクスレバン
これまで渡航した国は40カ国以上 大学時代から国際経済を学び、現地に赴いて調査を行ったり、政治や経済について執筆活動を行っている。趣味はサーフィンと妻とショッピング。コロナ禍が終わりを迎えるなか、今後は中東やアフリカ方面への現地取材を検討中。

※掲載記事につきましては調査時、投稿時に可能な限り正確を期しておりますが、時間の経過とともに内容が現状と異なる場合がございます。
※掲載記載の内容は、弊社の立場や意見を代表するものではありません。
※提供する情報を利用したことによって引き起こされた損害について、弊社は一切の責任を負いません。


イランとイスラエルの緊張が一段と高まっています。

イスラエル軍のハガリ報道官は14日、イラン領土からミサイルやドローンなど200発あまりがイスラエル領土に向けて発射され、その多くをイスラエル領外で撃墜したと明らかにしました。

しかし、数発のミサイルはイスラエル領内に落下し、子供1人が負傷し、南部にあるイスラエル軍基地に軽微な被害があったとされます。

New call-to-action

自制的なイランの報復

これについて、イランは同日、一連の攻撃はイスラエル軍の基地を狙ったものとし、今月1日にシリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館が攻撃を受け、イラン革命防衛隊の司令官や軍事顧問などが犠牲になったことへの報復と主張しました。

イラン自身はイスラエルや米国などと直接戦争状態にあることは全く望んでおらず、今回の攻撃もかなり自制的な報復だったと言えます。イラン側はこれ以上の報復をイスラエルに仕掛けることはないでしょう。

今後の行方は

しかし、それもイスラエル側が今後どのような対抗を取るのか次第で、今回のイランからの攻撃をネタニヤフ政権が深刻な事態と受け止め、イランに対して再び軍事的な攻撃に出れば、イラン側も軍事的報復という政治的パフォーマンスを示す必要があり、場合によっては双方の間で戦禍が激しくなる恐れがあります。

特に、パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続けるイスラエルは自らが有事にあることを自認しており、軍事的手段に出るハードルはイランより高くありませんので、今後の行方はイスラエルのネタニヤフ政権次第と言えるでしょう。

今回、イランが自制的な報復に抑えたのもそういったイスラエルへの懸念を強く抱いているからです。

まとめ 

現在のところ、今回の件で中東に進出する日本企業に大きな影響は出ていません。しかし、イスラエルやイランに駐在員を配置しているような企業は社員の安全と保護を今一度徹底し、今後の情勢悪化を視野に社員の退避も検討するべきでしょう。

また、UAEやカタール、サウジアラビアなどに在留する邦人に直接の影響は考えにくいですが、イランやイスラエルを結ぶ航空便のフライトが一部ストップしているように、今後イスラエルとイランの緊張がさらに激しくなれば、日本と中東を結ぶ直行便の運航が停止したり、大幅な遅延が生じたりすることが考えられます。

New call-to-action

 

海外販路拡大をお考えならOCiETe (オシエテ)

Click me

海外企業とのアポイント獲得でお悩みなら、OCiETeのアプローチ代行サービスがおすすめです。
ターゲットリストの作成から、電話やメールリファラルでのアプローチ代行をご支援いたします。

商談アポイント獲得後は、商談準備のための翻訳や通訳者の同席も対応。
OCiETeではビジネスにおける専門知識はもちろん、各国の言語・文化に精通する通訳・翻訳者が多く在籍しております。商談はもちろん、企画書契約書の翻訳も対応可能。ご依頼内容に沿う最適な人材、プランをご提案いたします。お気軽にお問い合わせください。

  • 海外企業リサーチ
  • アプローチリスト作成
  • メールアプローチ文章作成
  • メール・架電・リファラル営業代行
  • 商談通訳
  • 資料翻訳
  • 定例MTG
    など、より詳しいサービス内容はこちら

「海外での販路拡大を考えているけれど、リソースがない」
「継続的なアプローチができずにいる」など、海外営業にお悩みでしたら一度ご相談ください。

海外企業へのアプローチ代行サービス▷
シェアもお願いします!

通訳・翻訳・現地アテンドについてなど、ご相談はお気軽にどうぞ!
お問合せはこちら

「現地の市場調査を依頼したい」
「自社の業界に詳しい通訳者・翻訳者はいる?」

など、ご相談やお問合せはお気軽にどうぞ!
(電話問合せはこちら : 03-6868-8786/平日10時~19時)