エクスレバン
これまで渡航した国は40カ国以上 大学時代から国際経済を学び、現地に赴いて調査を行ったり、政治や経済について執筆活動を行っている。趣味はサーフィンと妻とショッピング。コロナ禍が終わりを迎えるなか、今後は中東やアフリカ方面への現地取材を検討中。
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企業が海外に進出する際、経営者たちが考えるリスクは多岐にわたります。
企業によって多くの駐在員を派遣し、治安が良いとは言えない国に進出することもあるでしょう。その際、進出先の治安がどうなっているか、治安がいいのか悪いのかを多くの企業が気にするはずです。
「世界平和度指数(Global Peace Index)」とは
その際、役立つ1つの指標を今回紹介したいと思います。それは、「世界平和度指数(Global Peace Index)」というもので、これはオーストラリアに拠点を置くシンクタンク、経済平和研究所が毎年発表しているもので、専門家の間でも高い評価を得ており、頻繁に利用されています。
文字どおり、これは各国の治安や安全を国別にランキングしたもので、世界163か国が今年も対象になっています。世界平和度指数は、一般犯罪などの治安、その国が置かれる軍事的な状況などをファクターとしています。
平和度が高い国、低い国は?
2023年の最新ランキングによると、今年最も平和度が高かったのはアイスランドで、以下、デンマーク、アイルランド、ニュージーランド、オーストリア、シンガポール、ポルトガル、スロベニア、日本、スイスがトップ10に入りました。この平和度指数によると、日本より治安がいい国は8か国あることになりますが、上位のアイスランドやデンマーク、アイルランドやニュージーランドは常にトップを争う常連です。確かに、ここにランクした国々で治安が悪いというイメージはないのではないでしょうか。
一方、平和度が低い、すなわち治安が悪いトップ10になったのは、1位がアフガニスタンで、以下、イエメン、シリア、南スーダン、コンゴ、ロシア、ウクライナ、ソマリア、スーダン、イラクです。これらの国々は治安が悪いだけでなく、進出する日本企業もそれほどないのではないでしょうか。ロシアとウクライナは戦争によって急激にランクを落としています。
まとめ
しかし、今回皆さんに注目してほしいのは、日本企業の進出先でランクが低い国があるかどうかです。
たとえば、163か国中米国が131位、インドは126位、フィリピンが115位となっていますが、これは国内治安が良くないことが影響しています。そして、タイが92位、中国が80位などとなっており、日本の9位と比較しても大きな差があります。
中国については、国内の治安は決して悪くはありませんが、改正反スパイ法や経済安全保障などまた異なる事情もありますが、今後進出を考えている国々があれば、是非とも一度はこの平和度指数をチェックし、進出の判断材料にしてほしいと思います。
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