エクスレバン
これまで渡航した国は40カ国以上 大学時代から国際経済を学び、現地に赴いて調査を行ったり、政治や経済について執筆活動を行っている。趣味はサーフィンと妻とショッピング。コロナ禍が終わりを迎えるなか、今後は中東やアフリカ方面への現地取材を検討中。
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今日の世界情勢は21世紀以降では最も空気が悪いと言えるでしょう。中国が大国化するにつれ、これまで世界を主導してきた米国は危機感を強め、米中対立は激化する一方です。そして、近年では台湾や先端半導体を巡って覇権競争がエスカレートし、日本企業の海外ビジネスに影響が出てくることが心配されます。
ウクライナ侵攻では、ロシアに進出していた日本の大手自動車メーカーはほぼ全てがロシアから撤退し、ロシアビジネスというものは日本企業にとって非現実的な選択肢になりつつあります。
そして、中国は依然として日本の最大貿易相手でありますが、中国に対する懸念が広がり、中国へ進出する日本企業の勢いは間違いなく以前よりなくなっています。
今後日本企業が注目すべき国々
このような世界情勢では、海外進出に悩む企業も多いことでしょう。どの国に進出しても様々なリスクがあり、リスクなしで海外ビジネスはやっていけません。しかし、今後の世界情勢の動向から、日本企業が注目すべき国々があります。
まず、ASEANです。日本企業にとってASEANは長年重要な進出先ですが、日中関係で不透明性が増すなか、脱中国依存を進める意味でもASEANの重要性を再認識されています。
ASEANの中でもベトナム、タイ、インドネシア、マレーシアなどは高い経済成長を維持し、今後も人口増加が見込まれるため、日本企業は中長期的視点でASEANを重視していく必要があるでしょう。
なお、ラオスやカンボジア、ミャンマーは今日中国との経済関係が非常に強く、タイやインドネシアなどほど大きな期待はできないと思われます。
インドやアフリカも
そして、インドです。インドは世界人口で中国を抜き、今後経済力で日本を追い抜いて世界第3位の経済大国になるとみられます。ASEAN同様、インドも若い世代が多く、今後大きな労働市場となることが予想されます。日本とインドは長年良好な関係を維持し、近年は経済分野での協力が加速化しており、日本企業にとってインド市場の価値は今後飛躍的に高まるでしょう。
さらに注目するべきはアフリカです。アフリカは最後のフロンティアとも言われますが、南アフリカやケニア、ナイジェリアなど経済的な新興国が増えてきています。もちろんアフリカには一般犯罪が多く、テロや暴動などが大きな脅威ですが、アフリカも今後人口増加が見込まれ、新たな労働市場を求めている国々が多いです。近年中国がアフリカへの進出を進めていますが、それはアフリカへの大きな期待があるからです。距離はあるものの、日本企業はアフリカの可能性にも着目すべきでしょう。
まとめ
今、日本企業に求められているのは一国への依存に集中せず、リスク最小化の観点から進出先、調達先など多角化することです。こういった国々に注目して、ビジネスの多角化を進めていくべきでしょう。
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