海外出張時のSIM選び|地域別価格比較&おすすめのSIM3選

海外出張において、スマートフォンやタブレットでのデータ通信は不可欠。メールのチェック、オンライン会議への参加、地図アプリの利用など、ビジネスの円滑な遂行にはインターネット接続が欠かせません。

一方で海外でのデータ通信は高額になりがちです。目的とコストが自分に合うSIMを選ぶにはどのような点に注意すればよいか、海外出張に適したSIMカードの選び方をおすすめのSIM3選と併せて紹介していきます。

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そもそもSIMにはどのような種類がある?

海外出張時に便利なSIM。実はさまざまな種類があることをご存知ですか?

まずはSIMの種類とそれぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。

物理SIM

従来型のSIMカードで、端末に挿入して使用します。
メリット:多くの端末で利用可能、安定性が高い
デメリット:SIMカードの紛失リスク、端末の入れ替えが面倒

eSIM

物理的なカードが不要で、QRコードや専用アプリでプロファイルをダウンロードして利用します。
メリット:複数のプロファイルを保存可能、切り替えが容易、紛失リスクなし
デメリット:対応端末が限定的

グローバルSIM

世界中の多くの国で利用可能なSIMカードです。
メリット:広範囲な国際ローミングサービス、複数国を訪問する際に便利
デメリット:各国専用SIMと比べて料金が高めの場合がある

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「どのSIMを選ぶべき?」SIM選びのポイント

それでは自分がどのSIMを選ぶべきなのか、SIM選びの際に意識すべきポイントは「出張先」「滞在期間」「使用頻度」「必要なデータ量」の4つです。これら4つの側面を総合的に見ることで自分に適したSIMを選ぶことができます。

「出張先」に対応しているか

訪問する国や地域に対応しているSIMカードを選ぶことが重要です。複数国を訪問する場合は、グローバルSIMや複数国対応のeSIMが便利です。

「滞在期間」によって料金体系を選ぶ

短期滞在の場合は従量制や時間制、長期滞在の場合は定額制や大容量のプランが適しています。従量制や時間制など料金体系についてはこの後解説していきます。

データの「使用頻度」でSIMのタイプを検討する

頻繁に海外出張がある場合は、長期間有効なSIMカードや、複数回使用可能なeSIMが効率的です。

現地で「必要なデータ量」を考慮してプランを決める

メールチェックや軽度のウェブ閲覧程度なら少量のデータ容量で十分ですが、オンライン会議や大容量ファイルの送受信を行う場合は、大容量プランや無制限プランを検討すると良いでしょう。

海外SIMを利用する際の注意点

海外SIMを利用する際にはいくつか注意すべきことがあります。まずは通信環境が日本と異なる場合があること。国によって通信速度や安定性に差があるのでオンラインでのMTGや大きな容量を必要とする作業などを現地で行う予定の場合は、事前に通信環境を調べておくとベターです。

通信に関してもう1点が、一部の国では政府による通信規制を受ける場合があること。Googleが提供する各種サービス(Google mailやmapなど)やYouTubeにアクセスできない国があったりと普段当たり前に使用しているサイト・サービスが使えないことがあります。

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SIMの料金形態

特に海外でのデータ利用は高額になるイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。たくさん使ってしまったことで後で後悔、使わないうちにSIMが利用できなくなってしまっていたなどの失敗を防ぐためにもご自身に合った料金体験のSIMを利用することが大切です。

従量制

使用したデータ量に応じて課金される方式。
短期間の利用や使用量が少ない場合に適しています。

定額制

一定期間内で固定料金を支払う方式。
長期滞在や大量のデータ使用を予定している場合に適しています。

時間制

利用時間に応じて課金される方式。
短時間の利用や緊急時の通信に適しています。

容量制

一定のデータ容量を購入し、使い切るまで利用できる方式です。
使用量が予測可能な場合や、複数回の短期出張で使い回す場合に適しています。

主要出張先国別の料金相場

実際に海外でSIMを利用する際にいくらくらい費用がかかるか気になりますよね?同じデータ量の使用でも国によって費用が異なります。以下が各国の相場になります。

アメリカのSIM料金相場

1GB当たり500円〜1500円程度。長期滞在の場合、月額3000円〜5000円の定額プランが一般的。

中国のSIM料金相場

1GB当たり800円〜2000円程度。短期滞在者向けに3日間で1500円程度のプランも存在。

ヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツなど)のSIM料金相場

EUのローミング規制により域内での料金が統一化。1GB当たり700円〜2000円程度。
月額4000円〜6000円の定額プランも多い。

東南アジア(シンガポール、タイなど)のSIM料金相場

国によって料金差が大きい。シンガポールは比較的高額で1GB当たり1000円〜2500円程度。
タイは比較的安価で1GB当たり500円〜1500円程度。

観光地や空港では料金が高くなる傾向にあります。新規参入も多く価格の変動が常に起きていたり、セール実施により安価に利用できる場合も。各社の料金を比較しながら使用シーンに合ったものを選ぶと良いでしょう。

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おすすめSIMカード3選

さまざまなSIM形態、サービスがある中で今回は特におすすめの3つをご紹介していきます。

海外出張おすすめSIM①「グローバルWiFi」

グローバルWiFiは、高速で安定した通信と複数デバイス接続が可能なため、チームでの出張や大容量データを扱う場合に適しています。

提供会社:ビジョン
特徴:世界200以上の国と地域で利用可能、高速データ通信、複数デバイス接続可能

海外出張おすすめSIM②「Gigsky」

Gigskyは、eSIM対応で柔軟な料金プランを提供しているため、頻繁に海外出張がある方や、複数の国を訪問する方におすすめです。

提供会社:Gigsky
特徴:eSIM対応、従量制と定額制の選択可、多国間でのシームレスな利用

海外出張おすすめSIM③「Airalo」

Airaloは、eSIM専門で多くの国と地域に対応しており、柔軟な料金プランを提供しているため、スマートフォンのデュアルSIM機能を活用したい方や、頻繁に海外出張がある方におすすめです。

提供会社:Airalo
特徴:eSIM専門、190以上の国と地域で利用可能、柔軟な料金プラン

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まとめ

海外出張時のSIMカード選びは、出張先、滞在期間、使用頻度、必要なデータ量などを総合的に見て判断する必要があります。

最適なSIMカード選びは、個々の出張スタイルや通信ニーズによって異なります。海外出張時の通信をより効率的かつ経済的に行うために、本記事で紹介した情報を参考にご自身の要件に最も適したSIMを選んでください。

出張前には必ず最新の料金プランや対応国を確認し、必要に応じて現地の通信事情も調べておくこともおすすめします。また、セキュリティの観点から、公共のWi-Fiの使用には注意が必要です。信頼できるSIMを使用し、安全で快適な海外出張を過ごしましょう。

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meg
フリーライター。海外へのソロ旅が趣味で、行き先は「できるだけ日本語が目に入らないところ」。よりローカル感が強い環境を好み、各国のスーパーはマストでチェックします。英語上級者ではない自分が各国に行った際の経験も織り交ぜつつ、皆様に役立つ情報をご紹介していきます。