天安門事件から35年 香港渡航を考える

天安門事件から35年 香港渡航を考える

エクスレバン
これまで渡航した国は40カ国以上 大学時代から国際経済を学び、現地に赴いて調査を行ったり、政治や経済について執筆活動を行っている。趣味はサーフィンと妻とショッピング。コロナ禍が終わりを迎えるなか、今後は中東やアフリカ方面への現地取材を検討中。

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香港では6月4日、中国政府を非難する行為を行ったとして23歳から69歳の男女4人が逮捕されました。

このうち69歳の女性は路上で中国政府を批判するスローガンを大声で叫んでいたところ、付近をパトロールしていた警察官に拘束されました。

また、香港島にあるビクトリアパーク内で太鼓を鳴らし、お経を唱えながらねり歩いていた日本人男性も警察に連行され、一時拘束されたことも明らかになりました。香港警察は6月4日の朝からビクトリアパーク周辺において100人体制で厳重なパトロールを実施していました。

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35年前の天安門事件

香港のデモの様相

6月4日は、中国共産党政権にとって非常にセンシティブな日です。

35年前の6月4日、北京の天安門では民主化を求める若者たちが大規模な抗議集会を行っていたところ、共産党政権がそれを武力によって強制排除し、多くの若者が命を落としました。中国国内では天安門事件の追悼集会を開くことは禁止されていましたが、香港では2019年まで毎年行われていました。

しかし、2020年に香港国家安全維持法が施行されて以降、追悼集会を開催することは香港でも禁止され、それから香港警察は自由や民主主義を訴え、共産党政権を批判するような抗議活動やSNS上での書き込みを制限し、多くの違反者たちを拘束、逮捕しています。

急速に進む香港の中国化

香港は日本人にも人気の高い観光地で、多くの日本企業も進出しています。しかし、私たちは以前の香港と現在の香港を同一視してはいけません。

以前の香港は自由や民主主義、自由経済など日本人と同じ価値観を共有していましたが、香港国家安全維持法など香港の中国化は近年急速に進んでいて、以前より香港当局の監視の目はいっそう強くなっています。

まとめ 

今後、香港に渡航する際には以下のことに注意する必要があります。

まず、習近平政権の考えや政策を批判したり、疑問を呈したりするような発言は一切に控え、SNS上でもそういった書き込みはしないことです。習政権が最も警戒しているのは国内からの反発であり、それを徹底的に抑えるため、監視の目を香港でも強化しています。

また、田湾問題や米中対立など今日の中国が直面するような政治的課題にも触れない方がいいでしょう。

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