エクスレバン
これまで渡航した国は40カ国以上 大学時代から国際経済を学び、現地に赴いて調査を行ったり、政治や経済について執筆活動を行っている。趣味はサーフィンと妻とショッピング。コロナ禍が終わりを迎えるなか、今後は中東やアフリカ方面への現地取材を検討中。
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世界の行方を左右する米国の大統領選挙まで、残り3ヶ月となりました。
トランプ氏と副大統領のハリス氏の戦いとなったがロイターなどが8月に発表した最新の世論調査によると、全米での支持率でトランプ氏が37%、ハリス氏が42%と5ポイントもリードする結果となり、イプソスがペンシルベニアやウィスコンシンなど激戦7州を対象に行った世論調査でも、ハリス氏が37%、トランプ氏が34%となっており、現時点ではハリス氏が若干有利な状況と言えそうですが、トランプ氏は巻き返しを図る可能性もあり、私たちは現時点ではそれぞれが勝利したシナリオを描くべきでしょう。
では、トランプ氏が勝利すればどうなるのでしょうか。今回は朝鮮半島と中国について説明したいと思います。
北朝鮮をめぐる緊張は
まず、朝鮮半島ですが、北朝鮮をめぐる緊張は緩和されることが予想されます。
トランプ氏は政権1期目の当初、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮の金正恩氏をロケットマンと揶揄し、米国と北朝鮮の間では軍事的緊張が高まり、2017年には朝鮮半島危機とあり、韓国に駐在員を置く日本企業の間ではいつ帰国させるかの懸念が広がりました。
しかし、2018年に入るとトランプ氏の北朝鮮への姿勢は軟化し、その後、ベトナムやシンガポール、板門店と3回も金氏と会談し、北朝鮮をめぐる緊張は緩和されていきました。しかし、北朝鮮が核・ミサイルで改善を示さないと対話には応じないとするバイデン政権になると関係は急速に悪化し、北朝鮮は再びミサイル開発、発射に拍車を掛け、今日に至っています。
最近の演説でも、トランプ氏は自分が大統領に返り咲くことを金氏も望んでいるだろうとの見解を示し、北朝鮮との関係改善に意欲を示しています。
中国との貿易摩擦は
一方、中国との間では貿易摩擦が激しくなることが予想されます。
トランプ氏は2018年以降、米国の対中貿易赤字を打破する目的で中国製品に対する関税を次々に引き上げ、中国もそれに応戦する形で米国製品に対する報復関税を発動し、米中の間では貿易戦争が激化していきました。
トランプ氏は大統領に返り咲けば、中国製品に対する関税を一律60%引き上げるとも主張しており、貿易摩擦の激化は避けられないでしょう。
日本企業の間でも、中国で製品を作り、それを米国へ輸出しているような企業は輸出入停止、関税引き上げなどの影響を受ける可能性があります。
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