自らの陣営強化を目指す中国

自らの陣営強化を目指す中国

エクスレバン
これまで渡航した国は40カ国以上 大学時代から国際経済を学び、現地に赴いて調査を行ったり、政治や経済について執筆活動を行っている。趣味はサーフィンと妻とショッピング。コロナ禍が終わりを迎えるなか、今後は中東やアフリカ方面への現地取材を検討中。

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中国と米国との間では、台湾や半導体などを巡る競争や対立が続いていますが、中国は欧米とは一線を画す独自の陣営強化を目指し、積極的な外交を展開しています。

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中国のセルビア訪問

中国の習近平国家主席は5月上旬、セルビアを訪問し、首都ベオグラードでブチッチ大統領と会談しました。

セルビアは中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」に積極的に参加していますが、今回の会談で両国は経済や貿易、農業やテクノロジーなど幅広い分野で協力を強化していくことで合意し、2027年に開催予定のベオグラード万博で中国企業がその建設事業に関わっていくことが明らかになりました。

今回の会談でブチッチ大統領は「台湾は中国である」との認識を示しましたが、それだけ今日のセルビアと中国は政治と経済の両面で良好な関係にあります。

ハンガリー首相との会談

また、習氏はセルビアと同じく一帯一路に参加するハンガリーを訪問し、同国のオルバン首相と会談しました。

両国は貿易やインフラ整備などを中心に関係を強化していくことで合意しましたが、具体的には今後いっそう中国企業のハンガリー進出が進んでいくことは間違いないでしょう。オルバン首相は欧州では数少ない親中・親露派で、米国のバイデン大統領が同首相には独裁色があると言及するなど、今日のハンガリーと米国との関係は決して良くありません。

11月の米大統領選はバイデンVSトランプの戦いとなりますが、どちらが勝っても米国の中国への厳しい姿勢は変わりません。

中国もそれを十分認識しており、米国との良好な関係は難しいとの判断のもと、政治や経済では欧米陣営とは一線を画す自らの陣営を拡大させようとしています。それが今回のセルビアとハンガリーの歴訪の目的です。

まとめ 

これまではグローバル化社会、経済のグローバル化の時代でしたが、国際政治は大国間対立の時代へと回帰しており、それによって世界経済も分断の時代に突入しています。

これまで世界経済を牽引してきたのは欧米陣営でしたが、それとは一線を画す陣営も勢いづいています。中国による自らの陣営強化は今後いっそう進むことが予測されます。

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