初出張なら気を付けたい!アメリカの治安と防犯対策

アメリカに行くときに気を付けたいのが「防犯対策」です。

アメリカ統計局の資料では、2019-2020年の2年間、中西部から南部の州で高い貧困率が見られましたが、一般的に中西部・南部に近づくほど治安は悪化します。
Percentage of People in Poverty by State Using 2- and 3-Year Averages: 2017-2018 and 2019-2020

ガーレット・メイ

出張前から帰国時までは、気を抜かずにこまめに日米の公的サイトやニュースで治安情報をチェックしましょう。

アメリカで注意したほうがよい地域はどこ?

アメリカの中西部から南部の州は、最低賃金が低めに抑えられています。そのため、労働集約的な製造業が盛んですが、反対に高い貧困率、人種差別や犯罪率が問題視されることもあります。また、このエリアでは銃の所持率も高いことから、出張時には注意が必要です。

さらに、日本企業・日系企業が多いリベラルな州でも注意が必要な場所はあります。例えば、2020年に起こった「ディファンド・ザ・ポリス」ムーブメントのように警察予算の削減を求める運動が行われているエリアでは、治安が悪化する傾向にあります。

ここでは特に日本人が出張多く訪れる4つの州の治安状況ご紹介します。

カリフォルニア州

日本企業・日系企業が一番多く集まっているカリフォルニア州は、70-80年代に比べると、犯罪率自体はかなり低くなりました。

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ただし、日本に比べると犯罪率は高く油断は厳禁です。

カリフォルニア州は全米で一番人口数が多い州ですが、メキシコと国境を接しており、近年では不法移民が多く流入していることがニュースになっています。

犯罪について統計別に見ると、2020年にはロサンゼルス、オークランド、サン・ディエゴ、サンフランシスコで殺人・暴行などの凶悪犯罪や窃盗・器物損壊が増加。特に窃盗・器物損壊については全米でもトップの発生率が続いています。
https://www.ppic.org/publication/crime-trends-in-california/
https://www.census.gov/library/publications/2010/compendia/databooks/crime.html

オハイオ州

オハイオ州は州知事やビジネス関係者が来日して、プロモーションを積極的に行ってきたことから、日本との結びつきも強いエリアです。

製造業を中心とした経済構造で、日本から出張される方も多いのではないでしょうか。

統計上、オハイオ州で最も多い犯罪は「窃盗」ですが、90年代以降、犯罪件数自体は減少しています。またカリフォルニア州やテキサス州に比べると人口は少ないものの、住人の個人所得の伸び率が比較的高く、犯罪件数の多さで注目されることはあまりありません。

インディアナ州

インディアナ州もオハイオ州と同様に製造業が中心となっています。
特に自動車の製造で有名な州で、日本車メーカーの組み立て工場も複数あります。

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個人的な印象では、中小規模のサービスがスムーズに稼働しており、犯罪の発生率についても低めに抑えられていると感じます。それほど緊張することもなく過ごせるのではないでしょうか。

テキサス州

テキサス州はアメリカ第2位の人口規模を持ち、日本企業が多く進出しているエリアは比較的治安が良いとされています。

ただし、カリフォルニア州と同様にメキシコと国境を接しているため、不法移民が多く押し寄せているのも事実です。ちなみにテキサス州全体で最も多い犯罪は「窃盗」。2番目に多いのは「強盗」で、自宅や職場等の建物に侵入し、金品を強奪する犯罪です。
The Texas Crime Report for 2020 | https://www.dps.texas.gov/section/crime-records/crime-texas

アメリカで巻き込まれやすい犯罪やトラブル

それでは、アメリカで巻き込まれやすい犯罪やトラブルについて見ていきましょう。

スリ

アメリカは、基本的に車社会なので、日常生活で「スリ」に会うことは多くありません。ただし、人が密集する機会が多い電車、バスの車内や空港などでは携帯電話等、小型で比較的高価な物品は狙われる傾向にあります。

置き引き

低所得者層が多いエリアでは「ひったくり」が発生することがあります。そのため、目立つバッグを持つ人自体が少なく、「置き引き」も問題視されるほどではありません。

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ただし、スーパーマーケットのカートの中にお財布の入ったバッグを入れていると、通りすがりのお客さんがジッとバッグを見ていたりすることはあります。「怪しいな…。」と思うことがあったら、素早くその場所から離れてください。

強盗・ひったくり

普段仕事をするエリアで「強盗」や「ひったくり」が多発することは少ないと思います。

ただし、こういった凶悪犯罪にあってしまった場合には、抵抗せずに相手が要求する金品を渡してしまうのが一番安全だとのこと。

ちなみに、ガソリンスタンドや駐車場は強盗が多く発生する場所の一つです。給油する際は周囲に怪しい車や人がいないか確認し、給油が終わったらすばやく立ち去りましょう。駐車場の場合も周囲を警戒し、車のシートに座ったら即、鍵をロックしましょう。

酔っ払い

アメリカでは公共の場所で泥酔している人を見ることはほとんどありません。

反対にこういった行為を行った場合、警察から逮捕されてもおかしくありませんし、周囲の人から警戒され、トラブルに発展する可能性も高くなります。「オクトーバーフェスト」のように、外でお酒を楽しむお祭りもありますが、一歩会場を出たら飲むのはやめましょう。

ドラッグ

アルコールに対しては警戒感が強いアメリカですが、ドラッグに関してはそれほどでもありません。近年は医療麻薬も広く認知され、麻薬やドラッグに対する警戒心は以前よりも薄れています。

ただし、ホームレスの多いエリアはドラッグの多用が指摘されており、また注射器が路上に散乱していることも。感染症対策の面でも危険なので、路上に注射器が落ちているのを発見しても、絶対に触らないでください。

ぼったくり

ガソリンスタンドでクレジットカードの「スキミング」被害が報告されています。また、コロナウイルス対策で収益が悪化したレストランでは、食事代とチップのほかに様々な追加費用がチャージされる場合も。

ガソリンスタンドでは、カードの挿入口が曲がっている、周辺にガムテープが張られているスタンドは避ける、初めて利用するレストランはレビューサイトをチェックするなどの方法で、で思いもよらない被害や出費を抑えられます。

滞在中の防犯対策

それでは、アメリカ滞在中に徹底したい防犯対策をご紹介します。

ガーレット・メイ

それでは、アメリカ滞在中に徹底したい防犯対策をご紹介します。

バッグは開けっ放しにしない

バッグにファスナーがついている場合は、必ずファスナーを閉めておきましょう。

昨今、「エアタグ」を利用し、高級車や高級品を所持する特定のターゲットを狙う犯罪が発生しています。スリだけでなく、トラッキングやストーキングなどを防げます。

貴重品は肌身離さない

現金の所持は避け、クレジットカードを利用しましょう。

クレジットカードを入れるお財布はできるだけコンパクトなものがおすすめです。お財布、パスポート、携帯電話、時計など貴重品は肌身離さず行動しましょう。

バッグは歩道と反対側の手でもつ

肩掛けバッグを利用する際は、歩道と反対側の手で持つようにしましょう。

アメリカではスクーター利用者を見かけることは稀ですが、スクーターで背後からバッグを狙う犯罪はたまに発生します。ちなみに、バッグを取られないように持ち続けると体ごと引きずられてしまいます。

最悪、このような事態になってしまったら、すぐにバッグは手放しましょう。

公共交通機関を利用時の注意点

電車やバスといった公共交通機関ではスリなどの被害が報告されています。

また、アジア系や女性を狙った「ヘイト・クライム」も増加し、電車の線路に突き落とされる、階段を上り下りする際に背中を押されるといった被害もニュースになりました。

公共交通機関の利用はあまりおすすめできませんが、利用する際はできるだけ複数人で一緒に利用を。また、周囲や背後に不審な人物がいないかこまめにチェックしてください。

私がアメリカで実際に経験したトラブル

ガーレット・メイ

幸いにも、個人的にあまり多くのトラブルにあったことはありませんが、ちょっとした不愉快な経験はいくつかあります。2点ほどご紹介しますので、渡航時の参考にしてください。

ケース1:土地勘のないエリアでの運転でヒヤリ

アメリカ国内で運転していたときです。

通常はナビゲーションアプリを利用し道を確認していますが、ある場所からアプリが作動しなくなっていることに気づかず、ナビの通りに運転したら、寂れた治安の悪そうなエリアに入ってしまいました。

すぐに引き返しましたが、海外の地図アプリやナビアプリは有料でもきちんと作動しないことがあります。土地勘のないエリアを運転する場合は慎重に。

ケース2:「走る」という行為が思わぬトラブルに発展寸前!?

空港内のレストランで時間をつぶしていたときのことです。

うっかり気づいたときには搭乗時間が間近に。ちょっと小走りにお店を出ようとしたら従業員の方に制止されました。

特に文句をいわれたわけではありませんが、「走る」という行為は「犯罪行為を行って逃げている」と解釈されることが多いとのこと。

ガーレット・メイ

アメリカ国内では走らないように。そして、トラブルを避けるためにも時間には余裕を持ちましょう。

まとめ

いかがでしょうか。アメリカでは、大都市圏での治安の悪化を嫌い、比較的のんびりとした郊外に引っ越す人も多くいます。

仕事とはいえ、土地勘のない場所を訪れるのは不安なもの。インターネット上には各州の治安に関する情報が多く掲載されていますので、出張する場所が決まったらぜひチェックしてみてください。

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ABOUT US
ガーレット・メイ
都内で広告代理店・ITソフトウエア企業に勤務したのち渡米。カナダ・アメリカの女性起業家に興味があり、講演会などに足を運んでいます。自分で栽培したレタスやハーブを使って料理をするのが楽しみです。