欧州でも指折りの展示会開催国・イタリアの展示会事情をご紹介! 

イタリアでの見本市の歴史は非常に長く、ローマ時代に遡り中世の時代より確立されたとされています。 

イタリア語で見本市はFIERAと呼ばれ、語源をたどると、後期古代ラテン語の「フェイラ」(祝祭日を意味する)ところから来たと言われています。 

そんな歴史のあるイタリアの見本市、現在では年間900以上の展示会が開催されます。 是非、イタリアに来てビジネスチャンスを広げてみませんか。 

イタリアの国際展示会・見本市について

まずはイタリアの見本市の歴史を簡単にご紹介しましょう。 

最初の見本市の起源は中世に遡り、町や村の教会の広場で催されたのが始まりとされています。 当時も、大規模な見本市には各地から商人が集まり、新しい品物や最新技術の交換や知識が好まれました。歴史上、常に小国に分裂していたイタリアでは、こうした民衆市場の演出は、人と物品の流通を可能にするために非常に重要でした。 

こうして、最新技術に特化したフェア、科学フェア、特産物フードフェアが誕生したのです。 

イタリアでは、工業化の進展に長い時間がかかり、他のヨーロッパの国々と同じようにはいかなかったため、大衆市場としての見本市と、他のセクターを対象とした近代的な見本市との間に、一種のハイブリッドが見受けられたのです。 

一般論としてですが、現代の見本市はミラノを中心とした北イタリアに大きく関係し、昔ながらの見本市は南イタリアの遺産として残っているのみと言えるかも知れません。 

現在イタリアでは、見本市は自社製品を宣伝し、認知度を高めるための最も効果的な手段であり、新規顧客の獲得を目的とした周到なマーケティング戦略の一部となっています。 

イタリアで開催されている展示会

北イタリアの代表都市ミラノを中心に、国際展が数多く開かれます。 
イタリアで開催される展示会を分野ごとにご紹介していきます。

アパレル関係の展示会

Milano Moda Donna e Uomo(ミラノコレクション) 

私達が知るファッションの街ミラノならではの展示会の筆頭は、何といってもミラノコレクションでしょう。毎年、春夏、秋冬のコレクションがレディース、メンズと4回開催されています。
https://milanofashionweek.cameramoda.it/en 

PITTI  IMMAGINE Uomo (ピッティ イマジン ウォーモ) 

世界最大級のメンズファッションの展示会。 
Donna(レディース)も開催されますが、Uomo(メンズ)が特に有名です。 
https://www.pittimmagine.com/en

世界中からメーカー、バイヤーやファッション関係者が訪れる国際展示会です。 展示会場はフィレンツェにて年に2度開催。子供服の展示も非常に有名。 毎年約600ほどの出展があります。 

フィレンツェにて一月にFortezza da Bassoにて開催されています。 

Milano Unica Salone Italiano del Tessile(ミラノウニカ)

2022年で35回目の開催を迎えた生地関連の国際展示会。年に2回、2月と9月と行われています。主に洋服の装飾、生地などのメイン展示会です。

参加企業約480社。来場者数は約2万人です。
http://www.milanounica.it/ 

靴、レザー関連の展示会

MICAM(ミーカム) 

その他のファッション関係では、毎年2回、3月と9月に行われる世界最大の靴の国際展示会MICAMミラノが挙げられるでしょう。世界有数の国際フットウェアショーで、世界中のオペレーターが出店します。

個性的な出典も数多く、非常に興味深い展示会です。
イタリア企業及び、国外の出展約1600社、来場者は約4万人です。
https://themicam.com/en/ 

MIPEL(ミーペル)

https://mipel.com/からの引用

MIPELは、世界で最も重要なレザーアクセサリーの国際見本市とも言えるでしょう。革製品とその付属品に関する最も重要な展示会です。

歴史は長く、1962年からスタートした展示会です。通常MICAMと同会場で開催されるため世界中からバイヤーなども多く来場します。 参加企業は約600社です。 

バッグや付属品の出店が多い展示会で、通常MICAMと同会場で行われます。 
https://mipel.com/en/ 

LINEA PELLE(リネア ぺッレ) 

リネアペレは、靴、革製品、衣料品、家具のための革、アクセサリー、部品、合成繊維、モデルに関する最も重要な国際的展示会です。 ここに来れば、ありとあらゆる革製品が見つかります。 

ニッチな素材を探したり、自社のオリジナルな皮製品を作成したい場合は、こちらの展示会へどうぞ。 1981年に始まったリネアペルは、靴、革製品、衣料品、家具のための革および付属品、部品、合成繊維の最も優れた国際的な展示会となっています。毎年2月に夏物、9月に冬物のコレクションをミラノの展示場で開催しています。 
https://www.lineapelle-fair.it/en

家具、建築、アート、デザイン関連の展示会

Salone del Mobile Internazionale (ミラノ サローネ) 

Salone del Mobile Internazionale

ミラノサローネは、1961年にイタリア家具見本市組織委員会(Cosmit)により設立された国際家具の見本市です。 

デザインに卓越したイタリアの家具・調度品産業における輸出を促進することを目的に開催され、今では毎年約37万人が訪れるミラノサローネとして世界中から、188カ国以上から集まり真の目利きが訪れる最も重要な国際家具の見本市となりました。業界人であれば欠かすことの出来ないイベントです。 

サローネ・デル・モービルに併催の展示会は以下の通りです。 

  • 奇数年:照明展「Euroluce」とオフィス家具展「Workplace3.0」
  • 偶数年:キッチン関連展「EuroCucina」と水回り関係展「Salone Internazionale del Bagno」

また、サイドイベントのFTK(Technology For the Kitchen)や、家具のデザイン製品・装飾・技術ソリューションに特化したイベントS.Projectもお見逃しなく!

1998年以来、このイベントには、若手デザイナーの出展ブースが設けられ、新しい才能を求めている企業がデザインの未来の顔を発見できる展示エリア、サローネ・サテリテが併設されています。 

ルナルカ

私も若手デザイナーの出展のお手伝いや、ブースにての通訳をお手伝いさせて頂きましたが、実際に有名ブランドの代表者が直接この展示場に出向き、毎年新しいデザイナーの発掘に身を光らせているのを見ました。若手のインテリアデザイナーにとっては、登竜門と言えるかも知れません。 

2022年、第60回ミラノサローネが閉幕、パンデミック後完全復活を遂げたと言われ大成功を収めました。出展ブランドは2,175、うち海外が27%、若手デザイナーは600人出展されました。 

Fuori Salone Design week (フォーリ サローネ デザインウィーク) 

サローネの外(フオーリ)という名前で国際家具見本市の期間中、会場の外で家具デザイナーやメーカー関係者らが行う展示会。ミラノの街全体が展示会場となる活気あふれるイベントです。 同時期にミラノデザインウィークも開催されています。 

個性あふれる芸術的な作品も多く、大変興味深い見本市です。 Salone del mobileと同時期ミラノRho Fieraで4月に開催されます。
https://www.fuorisalone.it/ 

HOMI Fashion &Jewels( 国際ジュエリー・アクセサリー展) 

ファッションの中心地で開催されるHOMI Fashion & Jewels展は、スタイル、デザインが一体となり、オリジナルな提案、意外な組み合わせ、革新的なアイデアを生み出す展示会です。

メイド・イン・イタリーの創造性、センス、ノウハウを見ることが出来ます。プレタポルテファッションを中心に、次のシーズンのコレクションとファッションアクセサリーの提案を行うトレンディなイベントです。年2回、2月と9月に開催され、毎回約600の出展者が集います。 
https://www.homifashionjewels.com/

HOMI (ホーミ) 

ホームデコレレーションと、リビングトレンドの専門イベント、HOMI 。テーブル&キッチンアクセサリー、ホームテキスタイル、ルームフレグランス、ギフトアイテムなどを展示します。 227のブランドが参加し、そのうち4割が海外ブランドで、ユニークで独創的な提案が多く、世界のトレンドの行方を占うものです。 
https://www.homimilano.com/

MADE expo Milano Architettura Design Edilizia(メイドエキスポ) 

建築と建材、住宅に関する展示会。主に10月に開催されます。参加企業約1100社。来場者約25万人です。 ミラノのRho Fiera会場で開催されます。
 http://www.madeexpo.it/ 

食品に関する展示会

Vinitaly  (ヴィーニタリー) 

世界最大と言われるワインの見本市。世界中から出展者があり、各国のバイヤーが訪れます。 2022年は88,000人が訪れ、その内約3割が外国人ビジター。 

出展者数は約4,400にも及びました。 ロミオとジュリエットで有名なベローナで開催されます。 
https://www.vinitaly.com/

Tuttofood (トゥットフード) 

TUTTOFOODは、国際食品見本市です。農業・食品エコシステムのためのB2B見本市で、農業・食品セクター、未来の食品産業の発見や開発も見られ美食の国イタリアでの開催ともあり、大変興味深い展示会です。 

約40カ国から出展者があり、その数はおよそ2200、来場者は15,000人に及びます。 ミラノRho Fieraで5月に開催されます。 
https://www.tuttofood.it/

工業機械関係の展示会

Xylexpo  

通常は木工機械の展示会として開催されますが、本年度はイタリアの工作機械、ロボット、オートメーションメーカーの団体であるUcimu-Sistemi per produrreとイタリアの木工機械メーカーの団体であるAcimallがそれぞれ主催するBI-MUとXylexpoのパートナーシップにより、2022年10月12日から15日までミラノで製造技術専門の新しい大型展示会コンセプトが開始される予定です。より持続可能で効率的な方向というテーマで行われます。 

現状は280の出展社が集まる予定でミラノFiera-Rhoで10月に開催されます。
https://www.xylexpo.com/en/

乗り物に関する展示会(自動車、自転車、ボート関連等)

Salone Nautico (サローネ ナウティコ) 

イタリア最大の貿易港をもつジェノヴァでは、サローネ・ナウティコという国際ボートショーが開催されます。今年で62回目。第1回は1962年で、すでに30万人の来場者がいたそうです。 

元海洋国家ジェノヴァで開催されるボートショー、業界人には見逃せない見本市と言えるでしょう。 海上・陸上合わせて約20万平方メートルの展示面積があり、1,000隻以上のボートが展示されます。東京ドームの4倍です。 毎年9月に開催されます。 
https://salonenautico.com/en/ 

EICMA (エイクマ Esposizione Internazionale Ciclo Motociclo e Accessori) 

EICMA展は、別名サローネ デル モトチクロと呼ばれ、イタリアで行われる自転車やバイクの国際見本市です。長い歴史があり、自転車やバイクの歴史も展示会で垣間見れることができます。 

この展示会の始まりは、1870年に誕生したヴェローチェ・クラブで、1895年にイタリアで初の国際自転車博覧会を開催したのを期に開催が始まりました。 

EICMA(国際自転車・二輪車・用品見本市)は、100年にわたる歴史を持ち、現在もなお、バイクファンや関係者、ビッグブランドやスポーツメーカーなど、多くの来場者を惹きつけています。昨年度2021年は、心配されていた人手もほぼパンデミック前と同じになりイベントには35万人の来場者があったと言われています。 
https://www.eicma.it/en/ 

ルナルカ

実際に私も通訳者として何度かお仕事をさせて頂いておりますが、熱狂的なファンも多く、イベントではスポンサーが有名レーサーを呼んだり、オートバイや自転車でのデモンストレーションも行われ活気あふれる会場となります。 

Salone del Camper (サローネ デル キャンパー) 

Salone del Camper

今年で13回目を迎えるIl Salone del Camper(2022年9月10日~18日、パルマ)は、イタリアで最も重要なキャンピングカーのための展示会です。 毎年、欧州の大手のメーカーが出展し、有名ブランドの部品や アクセサリー、キャンプ用品なども展示されます。 
ヨーロッパで2番目に重要と言われ、アウトドアファンとキャンピングカーライフファンにとって見逃せない展示会です。 パルマにて毎年9月に開催されます。 

まとめ

如何でしたでしょうか。 

アート、デザイン、ファッションにも見られる様に、イタリア人のこだわりも垣間見られ事ができる、個性あゆれるイタリアで行われる数多くの展示会。主にミラノやボローニャ、フィレンツェなどを中心とした北イタリアで国際展示会は行われています。 

まだまだご紹介したい展示会はありますが、今回は主な展示会をピックアップしてご紹介させて頂きました。 

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ルナルカ
イタリアはミラノに在住16年目になりました。旅行業を経て、展示会通訳、商談、市場調査、翻訳、日本語教師、幼児教育など幅広く活動させて頂いております。日本とイタリアのビジネスの架け橋としてお役に立てれば大変嬉しく思います。現在ワインソムリエになるべく勉強中、芸術にも大変興味があります。